§カテゴリー: 理系博士の本棚の記事一覧
努力の意味を誤解されたベンチャー起業家『快人エジソン』
エジソンは努力の天才でしょうか?天才の言葉は正しく伝わりにくいものです。努力家ではなく起業家としてのエジソンを解説し、当時と現在の電気事情を比較します。学生のころに一番衝撃をうけた本です。
お金はテクノロジーで増やせるか?『金融工学、こんなに面白い』
金融工学は厳密には工学ではありません。なぜでしょうか?本書は工学部出身の著者が解説する資産運用の理論的なアプローチです。工学的に再現性のある方法はAIの登場により実現するかもしれません。
STEM教育の重要性は明治時代から言われていた『福沢諭吉の科学のススメ』
STEM教育の重要性がさけばれていますが、明治時代にすでに主張していた人がいました。明治元年に福沢諭吉が出版した科学入門書『窮理図解』の解説を通じて、諭吉の先見の明を著者は評価します。
数学嫌いだった理系博士はどう克服したか『なっとくする数学記号』
数学が嫌いになる理由の1つとして、暗号のような記号のオンパレードがあります。私も理系に進んでいながら数学は好きではありませんでした。何が悪くてどのように理解したのか、本書を通じて解説します。
科学的とは検証プロセスに誠実であること『魂の重さは何グラム?』
魂は存在するかどうか証明するため重さを量った実験が議論となりました。この話から科学的アプローチとは何か解説します。検証もせずに「非科学的」というのは思考停止です。PDCAと同じく試行錯誤が大切です。
新技術を受け入れなかった自動車業界の闇『電線一本で世界を救う』
銀の電線を試行錯誤の末開発し特許も取得したが、理由なく取り消されてしまう。一介のオーディオ技術者が自動車業界の内情や技術者の力関係について踏み込みます。今後必要とされなくなるのでしょうか?
先端かつ横断的な技術の融合で新しい社会へ『IoTとは何か』
IoTは概念的な言葉でつかみどころがありません。だからこそ業界の第一人者による社会的背景や各国の取り組みの解説には説得力があります。IoTの具体的な事例やIoT検定の私の受験経験についても紹介します。