海外就職したら気になる給料と現地の休日生活のこと

[この記事は約 9 分で読めます]

海外で働いて生活するとなると、給料と現地でどう生活するかは気になりますね。

この記事では私が3か国で働いた経験をまとめました。国によって給与額や娯楽に違いはありますが、アプリでコミュニティを見つけたり趣味を楽しむことができます。それほど不安になることはありません。

現地採用であっても現地での給料で生活できる

現地採用の給与額でも海外生活できる

ポイントは高度人材かどうか

海外での給料と一口にいっても、駐在員と現地採用では支払い体系は違います。駐在員でもダブルペイだったり日本の給与の海外送金だったり様々です。

駐在員と現地採用の違いについては別記事でまとめました。ここでは現地採用の給料について解説します。

関連記事:好待遇だがしがらみもある駐在員、安くても働きやすい現地採用(働き方の違いについて)

まずどの国であっても、職種が何であっても、現地で普通に生活していけるだけの給料はもらえます。それすらもらえない場合、契約がおかしいか会社がブラックであることを疑ってください。

ビザの申請には雇用契約書が必要なはずです。その雇用契約書には月給か年俸も明記されているためビザの審査に使います。だからこそ、極端に安い給料の場合は企業体質か不法就労を疑います。

どうしてでしょうか?他の記事の内容と重複しますが、何度も説明します。

どの国も外国人を歓迎するのは「その国の人にできないこと」をやってもらうためです。

例えばですが、清掃員やレストランの店員などはその国の人でもできる仕事です。それらに対して外国人を雇ってしまったら、ローカルの人の失業率が増えてしまいます。こういうことはどの国も基本的には避けたいのです。

一芸を持っている、技術を持っている、マネジメントができるなど、あなたでなければできない専門的なスキルに対して国は就労ビザを出したいのです。そういう人材を雇用するには高い報酬が必要、つまり現地で生活ができる額は保障されなければいけません。

投資家ビザの場合も同じです。現地人を雇用して給料を支払ったり、現地の会社に出資するなどしてその国にお金を使う形で貢献してくれる。だからウェルカムなのです。

例外はワーキングホリデーです。

ワーキングホリデービザは仕事を休んで海外で息抜きをするための滞在を許可したものです。現地でパートタイムの仕事はできますが、あくまでもおこづかいがもらえる仕事までです。ガッツリ働くためのビザではありません。

関連記事:ビザって何?海外で活動するために必要な在留資格とは?

ローカルがやりたくない仕事を外国人に

海外で働くには高度人材であることを主張してきました。

しかし、先進国ではこのルールが当てはまらなくなってきました。それは「やりたくない人がたくさんいて応募する人がいない」ことによる人手不足です。

いわゆる3K(きつい、汚い、危険)に代表される仕事は、先進国ではどこも若者を中心にやりたがりません。その結果、外国人で人手不足を解消していく方針です。

実例を紹介します。シンガポールの就労ビザには「EP (Employment Pass)」と「S Pass」の2種類があります。私はS-Passを持ってシンガポールで就労しました。

これとは別に「Work Permit」というビザがあります。これは一般的な就労許可という意味よりも狭く「建設業やサービス業など特定の分野に限られた(少しスキルのある)人材に対してビザを発行する」というものです。

外部リンク:Work Permit for foreign worker | MoM (シンガポール労働省の解説ページ)

特に建設業は3Kの代表格なので、シンガポール人はやりたがりません。そこでもっと人件費の安い国の人たちをこのビザで雇用するのです。

私がシンガポールにいた頃たまたま会って話したバングラディッシュ人は、月給750シンガポールドルであるにもかかわらず「両親に仕送りしている、感謝している」と笑顔の絶えない青年でした。

月給750シンガポールドルでは家賃も払えません。そのため部屋は共同で、食事補助もあったはずです。高度人材のビザとは違うわけですが、シンガポールで就労できるのです。

関連記事:シンガポールでは残業代も代休もなかった– 海外でも残業はあるけど日本と何が違う?3か国就労経験を比較(この話の初出)

私もビザの専門家ではないのでこの制度の詳細はわかりません。ただ日本人は基本的にこういった制度に該当しないはずです。だからこそ、現地で生活できないほどの安月給になることはないというのが私の考えです。

一方、日本では外国人実習生制度が問題になっています。

制度は違うもののシンガポールのWork Permitと似た運用をしている感じがします。あなたはどうお考えですか?この記事ではこれ以上取り扱いません。

現地給与額を日本円に換算しない

たまに「ベトナムの給料は安すぎて働けない」という感じで、その国の給与水準に不満を言う人がいます。こういう人はほとんどの場合、現地の給与額を日本円に換算して考えています。

この考え方は間違いです。

現地で生活するのであれば、当然現地の通貨をベースに生活費や貯蓄額を計算するのが普通です。国ごとに物価が違うのにわざわざ日本円にする意味がありません。

日本で働いていて、日本円の給料をわざわざ米ドルに換算しますか?米ドルベースで給料の高い低いを考えますか?

しませんよね。それと同じことです。日本円の給料なら日本の物価、ベトナムの給料ならベトナムの物価で生活費を考えるのが普通です。

もしその国の物価が気になるのであれば、ネットで調べるか、現地で生活している人に聞くか、自分で足を使って調べてみましょう。

いまは様々な国から日本語で情報を発信している人がいます。全世界の中で私が調べた限りの日本語情報サイトをまとめてあるので、このリンクから調べてみるのもよいでしょう。

関連記事:海外就職や移住に役立つ求人・転職・ローカル生活情報サイト一覧

このほか、海外就職向けの転職エージェントが、現地の生活費をシミュレーションした資料をくれることがあります。エージェントに登録して本気で海外移住を考えている人であればもらえるでしょう。

このように、あくまでも就労する国の通貨と物価をベースに生活費や貯蓄額、給料の高低を考えてください。

いくら高い給料をもらっていても、それ以上にお金を使えば当然足りなくなります。働く国によっては少し値段が高めの部屋を借りて住むことは考えられます(例えば治安の良いエリアや状態の良い建物を選ぶ場合)。よく調べてくださいね。

現地生活では趣味に打ち込める

海外生活では趣味を持とう

共通の趣味の友達を作りたければmeetupがおすすめ

現地で生活を始めたら日本と違うことはあるのでしょうか?

平日は会社と自宅を往復するので、日本と同じです。

しかしサービス業などでなければ、海外の方が残業や休日出勤が少ないです。そのため仕事後や休日は自分の時間が持ちやすいです。外国は日本よりも労働者が守られているからです(もちろん仕事内容や繁忙期/閑散期にもよります)。

そこで、興味や趣味をベースとした活動をすることをお勧めします。

あなたの趣味はなんでしょうか?まず洗い出してみてください。

その趣味の内容と合うfacebookグループやmeetupコミュニティを調べてみましょう。

meetupは世界中のさまざまなコミュニティを管理しているサービスです。日本国内のコミュニティももちろんありますし、私が滞在したシンガポールとベルギーでも多数のコミュニティが見つかります。

無料で使えるのでアカウントを作成してみましょう。そして英語と日本語、もしくはその国の言葉でコミュニティを探してみるといいでしょう。

Meetup

Meetup

Meetup無料posted withアプリーチ

もしコミュニティを見つけたら参加してみましょう。コミュニティによってはローカルの人だけでなく多国籍な人が集まります。

私は実際にシンガポールでJapanese meetupというコミュニティに入っていました。このコミュニティは日本語や日本文化に興味のある人が集まる会です。毎回50名以上が参加するかなり大規模な会で、午後の1次会、ディナーの2次会、そのあとのお酒の3次会までありました。

このコミュニティは日本人だけでなく、シンガポール人や他国出身で日本に興味のある人が参加していました。この会のおかげで私はかなり友達を増やすことができました。

交流せず趣味に没頭するのもあり

ベルギーでも似たようなJapanese meetupで見つけたのですが、参加していません。月1回であること、開催がブリュッセルのため少し遠いことなどから参加ができずにいます。

そのためベルギーでの私の趣味は旅行になっています。人脈はあまり広がっていませんが、ヨーロッパ諸国を安く遊びに行けるのもベルギー滞在の特権です。

ドイツにいる私の友人は映画作りをしています。なかなか仲間が見つからなくて苦労しているようですが、一人で製作したショートムービーがベルリンの某映画祭で上映されるなど活躍されているようです。

駐在員の奥様方の趣味には流行があるようです。この記事の執筆時点ではヨーロッパの食器のコレクションが流行しているようです。

ベルギーや他の欧州諸国では日曜日になると蚤の市(のみのいち、フリーマーケットのこと)があり、そこで出品されている食器類を値段交渉しながらお気に入りの品を購入しているようです。

人との交流をメインにしたいか、自分の趣味全開であれこれやりたいか、選択肢はありますので不安になる必要はありません。

まとめ

せっかく海外で生活することを選択したいのであれば、充実した海外生活が送りたいですよね。そのためにも自分の芯をしっかり持って行動してください。

以上、この記事をまとめましょう。

  • 現地採用は本来高スキル人材として雇用されるため現地で生活できない給与額となることはない。もし不当に低い給料だと感じるなら会社側に問題があるはず。
  • 給料額は就職した国の物価ベースで考えるため、日本円換算で給料の高い/低いは考えないこと。
  • 海外生活では比較的自分の時間を持ちやすい。そのためmeetupで共通の趣味の友達を見つけたり、自分のやりたいことに打ち込めやすい。

まとめページ「海外就職のトリセツまとめ」に戻る