シンガポールのクレジットカードで身に覚えのない請求が来たおはなし

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シンガポール生活時代に作ったDBSのクレジットカードで被害に遭いかけました。その時の顛末と対処方法についてこの記事でまとめました。昨今増えてきているトラブルが少しでも拡大しないで欲しいです。

DBSのクレジットカードサービスは海外在住者には提供しない

それは、ベルギーに引っ越して4か月後に起きました。ベルギーの自宅の郵便ポストに一通のレターが入っていました。DBSとは書かれてなかったものの、封筒にはシンガポールの住所が記載されていました。

住所変更について書かれたDBSのレター

このレターには概ねこのようなことが書かれていました。

DBSのクレジットカードは海外居住者(シンガポール国外居住者)にサービスを提供できません。もし業務上の理由で一時的に国外生活をしているのであれば、別紙にその国での雇用主からサインをもらって届け出てください。このレターの受領後21日以内に返信が無い場合、あなたのクレジットカードサービスは自動停止します。

恐らくネットバンキング上で住所変更を申請したことに対する返事でした。しかし正直「えっ?」という感じでした。ベルギーの住所に変更する数か月前、同じネットバンキング上でシンガポールの住所から日本の住所に変更申請しました。その時は何もレターが届きませんでした。

わずか数か月の間でポリシー変更したのでしょうか?それ以上調査はしなかったので原因はわかりません。とりあえずどう対処しようか検討しました。

正直、シンガポールのクレジットカードが使えなくなるのは痛手でした。私が所有している日本のクレジットカードは特典がありません。そのため、このDBSカードで極力決済してポイントを貯めて、シンガポール航空のマイルに換えていました。しかもカードのポイントは永久不滅だったので、必要な時にマイルに換えて旅行に使うということができなくなります。

あれこれ検討はしてみたものの、対策はなかったため、放置してサービスが停止するのを受け入れることにしました。この時は銀行口座も使えなくなると思っていたため、口座も閉じる予定で残高を数十ドルまで少なくしておきました(実際のところ、口座は維持できるようでした)。

クレジットカードサービス停止レター

そして1か月後、別のレターが郵便ポストに入っていました。予定通り、クレジットサービスが「即時停止」されたとのことでした。

残高もあまりないため、口座も閉鎖する前提でしばらく放置しておきました。

停止したはずのカードに請求が

口座を放置して1か月後、スマートフォンのショートメッセージ(SMS)でDBSから通知がきました。

停止したはずのクレジットカード請求のメッセージ

メッセージにはクレジットカードの文字が。「えっ?サービス停止したんじゃないの?」と慌ててネットバンキングにログインしたところ、身に覚えのない請求が。しかも8,000ドル(60万円相当)!

その時の利用明細を画面に保存しておけばよかったのですが忘れていました。記憶が正しければ、12月25日のクリスマス前後にバンコク行の飛行機やフィットネスクラブの会費など数件の利用がありました。いずれも前述したカードサービス停止後の利用履歴でした(カード停止は12月7日)。

一件4,000ドル近い購入履歴もありました。DBSのカード決済ではSMSを介したワンタイムパスワード(OTP)もあるはず。しかし、その通知も私のスマホに来なかったため、使われ放題の様でした。

人生初のクレジットカード被害でした。

DBSのコールセンターに問い合わせる

次の日、ベルギーの職場で国際電話を借りてDBSに問い合わせました。

外部リンク:DBS銀行東京支店(個人名義での問い合わせ先情報がある)

電話に出た男性担当者に「カードが停止しているはずなのに知らない請求(unknown bill)が来ている」旨を英語で伝えました。そして私の名前、クレジットカード番号、どのDBS支店でカードを作ったのか、を伝えて利用状況を調べてもらいました。

いくつかのやり取り後「さらに調査するから、結果がわかり次第返事するから待っていてほしい」という結論になり、電話を切りました。担当者は始終紳士的な対応で助かりましたが、「本当に連絡をくれるのか?」という不安もぬぐえませんでした。

この電話からさらに一か月待ちましたが、結局何の連絡もありませんでした。身に覚えのない請求なので支払う気はありませんでしたが、やはり請求されるのか?という不安とイライラが最高潮に達しました。電子メールで記録が残るように、サービス停止してからのやり取りを時系列でまとめて再度問い合わせをしようとしました。

その時、再びスマホでDBSからショートメッセージを受信しました。前回と全く同じ内容のメッセージだったので、未払いによる追徴料金が追加されたかもしれません。内容を確認するためにもう一度ネットバンキングにログインしました。

そしたらこのような画面でした。

クレジットカードが利用停止し、請求もキャンセルされていた

なんとクレジットカードの請求がキャンセルされており、クレジットカードの利用が停止していました。ホッとした半面「連絡ちょうだいよ!」と思ってしまいました。海外生活も4年目ですが、こういう時にはまだまだ細かなサービスを期待してしまうのは私の未熟さでもあります。

これも推測ですが、DBS側はレターを発行した時点でカード利用停止処理をせず、このタイミングでやったのでしょう。いずれにしてもホッとしたことに変わりはありません。

このように、8,000ドルは支払わなくて済んだため、実被害はありませんでした。外国のカードなのでやりとりも英語というハードルはありますが、きちんと対処してもらうように迅速に対応されることをお勧めします。

日本のクレジットカードも身に覚えのない請求が

このDBSカードの一件と並行して、同じ時期に日本のカードでもやられました。

日本のカードでも身に覚えのない請求が

私自身iTunesは利用しているものの、明らかに使っていない購入履歴と金額でした。実際のところ、最後の利用は2015年で、予防のために登録カードの情報をiTunesから削除しておきました。この件が発覚して久しぶりにiTunesを起動して見ましたが、やはりカード情報は登録されていませんでした。

日本とベルギーで時差があり対応が難しかったので、実家の母にお願いして銀行に行って問い合わせてもらいました(銀行発行のクレジットカードです)。こちらもすぐ利用停止して、支払い不要となりました。

さらに、海外在住者なのにカードの再発行も受け付けてくれました。しばらくクレジットカード無しの状態となりますが、一枚もないよりは良いので対応をお願いしました。ベルギーでもクレジットカードは申請できますが、特典にあまり魅力がないため作っていません。

カード会社の人からの情報では、昨年末に日本に一時帰国していた時にやられたとのことでした。どこで情報が抜かれたか候補はありますが、100%の確信はありませんし二度と利用しない方がいいと判断しそれ以上追及はしませんでした。

まとめ

ベルギーに移住してからスリの被害に気を付けようと意識は高く持っていたため、ベルギーでは被害にまだあっていません。しかしまさか一か月で二回もこういうことが起きるとは思わず、とてもストレスを感じた数か月でした。

カード会社の人が言うには、最近はこうした金銭トラブルが多くなっているということです。確かに最近はサインなしでSuicaの様にタッチだけでも決済できるので、簡単に情報漏洩しそうです。最近では仮想通貨がごっそり無くなるなどの被害もニュースで報道されるなど、いつ・何が起こるかはわかりません。

被害は完全には防げませんが、次のリストに示す様にすぐにアクションが起こせるようにして身を守ることをお勧めします。

  • 毎月のクレジットカードの請求書は詳細を必ず確認する。
  • ネットバンキングで銀行口座の入出金取引もこまめに確認する。
  • 何かあれば、コールセンターに電話する、メールで問い合わせるなどすぐに行動に移す。
  • 問い合わせ内容や自分の行動をできるだけ時系列で証拠に残す。
  • 使用していない口座やカードは解約などして管理しやすくする。

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