ベルギーのTelenetでインターネット契約をしたおはなし

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現代はもはやインターネットなしの生活は考えられなくなりました。この記事ではベルギーの新居に定額のインターネットサービスを契約したときの内容をまとめました。

正直、私はスマホとプリペイドのSIMカードがあれば自宅のインターネット(WiFi)がすぐに開通しなくても無くても大丈夫…と思っていましたが、2週間が限界でした。プリペイドとはいえ月1GBや2GBのプランでは動画は楽しめませんし、ツイッターなどは意外とデータ消費量が大きいのであっという間に通信量が一杯になってしまいます。

通信量切れのメッセージ
わずか2週間で通信量を使い切ったメッセージ

シンガポールではルームシェアだったので、自宅のWiFiはすでにあったので契約は不要でした。やはりインターネットは今や大事なライフラインですね。

この記事をご参考に、一日も早くWiFiを自宅に開通される助けになれば幸いです。

賃貸にモデムが準備されているか確認しよう

ベルギーにもインターネット会社は複数あります。まずは賃貸契約時にインターネット環境がどうなっているかオーナーさんに確認しましょう。

ちなみにベルギーでは少なくともこのプロバイダーが出てきますが、地域によってカバーしているサービスは違うようです。

外部リンク:ベルギーのインターネット会社一覧

私の部屋にはすでにTelenetという会社のWiFiルーターとモデムが設置されていました。そのため、アクティベーションの申し込みだけすればすぐに使えるようになるとのことでした。

前利用者のモデム
自宅に設置されていたTelenetのWiFiルーターとモデム

確かに、このWiFiルーターの接続ポイントはスマホで見つけたのですが、パスワードがわからなかったので、Telenetに問い合わせするしかありませんでした。

料金プランを確認しよう、なぜなら定額だとは限らない

ちなみにベルギーでは一社で電話・インターネット・ケーブルテレビの3つをセットで契約するケースが多いようです。私はYoutubeが視聴できれば良いので、インターネットだけの契約にしました。

Telenetのホームページにアクセスして、料金プランを確認してみましょう。

Telenet料金プラン
Telenetのインターネット料金プラン(2017年8月現在)

ローエンドプランのBasic Internetは月額わずか27.80ユーロ(約3,500円)、ダウンロード速度も50Mbps(ADSLより速くFlets光より遅い、ケーブルテレビっぽい)なので、一人用ならこれでも十分かな?と思いました。

ところが、下を見ると「150GB」という文字が。え?定量じゃないの?という感じですね。どの程度使えるか概算で計算してみましょう。

動画は1分で約10MBと考えると、2時間の映画1本は1.2GBとみなせます。つまり、150GBのプランは2時間の映画を約125本一か月に視聴できます。一日一本と考えても、決して少ない感じではなさそうですね。

※2018.05.19追記:オンラインゲームはやっていませんが、これまで動画視聴を含めてどれだけ使っても93GB/月でした。ひとりで150GB/月を使い切ることはまずなさそうです。

さらに見ると、現在プロモーションで割引価格が提示されていました。実際に店頭で受けた説明は、料金はこのような説明でした(2017年8月現在)。

  • Basic Internet:27.80ユーロ/月で割引なし、初期費用も必要。
  • Internet Fiber 100:最初の1年は51ユーロ/月→41ユーロ/月に割引、ただし初期費用は必要。
  • Internet Fiber 200:最初の1年は73ユーロ/月→53ユーロ/月に割引、しかも初期費用はなし。
  • 上記のどのプランも公衆無線(Telenet Wi-Freeというホットスポット)が利用可能

毎月の請求書は郵送/eメールから選べますので、私はメールを選択しました。

【初期費用】

  • WiFiルーター・モデム設置費用85ユーロ→すでに設置されていれば無し
  • アクティベーション費用50ユーロ→自分でやるか、テクニシャンにやってもらうか選択
Telenetのパンフレット
店頭でもらったパンフレット(右下の電話番号はコールセンター)

ということで、店頭のお兄さんの上手い営業トークで最上位プランのInternet Fiber 200を選択しました。

実際に使ってみて後でプラン変更ができるので、プロモーションがある今のうちに初期費用なしで最速・無制限のプランにしてしまいました。

店頭に行きパスポートと仮滞在許可証でも契約できた

私が聞いた話では、申し込みには滞在許可証が必要でした。実際に、最初Telenetのホームページ上で申し込みをしようとしたのですが、ID番号(NISSという社会保障番号ではない)が必須入力項目だったので諦めました。

ただ滞在許可証の手続きが遅く(別記事を参照)、これ以上待てなかったので店頭に行って手続きを確認してみました。

実店舗
Telenetの店舗(左・黄)と競合のProximusの店舗(右・青)、この写真は日曜日に撮影したためお休み

幸い私が行ったタイミングでは前に一組しかいなかったので、15分ほど待ちましが対応してくれました。私の後ろには店の外まで列ができていました。

私の番になった時、自宅に設置されたWiFiルーターの写真を見せて「ホームインターネットの契約をしたい」と伝えたところ、先ほどのパンフレットに書き込みながら丁寧に説明してくれました。

そして「滞在許可証はあるか?」と聞かれたので「ない」と答え、やっぱりダメか…と思ったら「代わりの証明書はあるか?」と柔軟な対応を示してくれました。そこでコミューンが発行してくれた仮滞在許可証(住所の証明)とパスポート(身分証明)を提示したら契約OKでした。やはり自分で足を使って確認しないとわかりませんね!

料金プランを確認し、アクティベーションはセルフでもできるようですが、テクニシャンにお願いしました。テクニシャンが来る日を決めて確認メール(オランダ語)を送ってくれました。

店頭のお兄さんは複数の顧客を担当していたので30分かかったかもしれませんが、この先あと何週間も待つことを考えれば本当に行ってみて正解でした。

アクティベーション当日やること

まず、テクニシャンがくる前に携帯のショートメッセージでいつ来るか連絡してくれます。しかも今回は2日前、前日、当日の来る直前と3回連絡が来ました。冷蔵庫の搬入時は前日と直前の2回でしたが、こういうサービスがあると安心できますね。

回線工事の事前連絡
SMSでテクニシャンが来てくれるタイミングを事前に教えてくれる

前日に来たSMSでは翌日9:30ごろに来るということでしたが、案の定連絡なし。画像にあるように直前のメッセージが10:26、到着したのはさらに20分後くらいでしょうか。

ようやくテクニシャンが到着し、WiFiルーターのあるパネルを見せて通信回線のチェックをしたところ「ちゃんと接続されていないのではないか?」と一言。

これを聞いてもう私はパニック状態でした。もし今日開通しなければまたアポイントを取り直して待たなければならないのか…そう考えるともううんざりでしたので、すぐに部屋のオーナーさんに電話しました。しかし留守番電話になり繋がらず…。

通信ケーブルはこのパネルから下に行っていたので、地下と地上階をくまなく調べて接続ポイントを探しました。けどそれは見つからず、他人のお宅までお邪魔して調べさせてもらうご迷惑までおかけしました。

それでも結局見つからなかったので「回線テストなしでセットアップはやってみる」と。

セットアップ
テクニシャンがセットアップ

もともと設置されていた黒いWiFiルーターは交換し、真っ白の物が代わりに設置されました(初期費用無料だったのでサービスしてくれたのか?)。作業用のパソコンであれこれ登録を済ませると「接続できた」の一言。心の中ではホッとしました。

ダウンロードとアップロードのテストを済ませて、書類にサインしてテクニシャンは帰りました。新しいWiFi接続ポイントとパスワードを入力したら、確かに接続できました。

ここまで約3週間待ったので、開通時には思わず万歳三唱をしてしまいました。

回線は以外に速かった

後日、実際に回線速度をテストしてみました。測定にはSpeedtestを利用しました。

外部リンク:Speedtest by Ookla – The Global Broadband Speed Test

通信テストの結果
開通した回線の速度測定結果(WiFi接続)

上図にあるように、LANケーブルを未使用なのに下りが193Mbps出ました。契約したプランはベストエフォートで200Mbpsに対して上限に近い結果が出たので、Telenetという会社は信頼できそうです。

Wikipediaによると、Telenetは1997年の設立当初からインターネットプロバイダとしてサービスを提供しているので、回線には信頼性があるのかもしれません。

外部リンク: Wikipedia – Telenet (Belgium)

ちなみに2.4GHzと5GHzの周波数帯で測定しましたが、5GHzの方で爆速でした。2.4GHzはこの半分以下の速度になります。

参考:ベルギーは世界のインターネット接続速度第8位

イギリスのプロバイダーCable.co.ukの最近の調査では、7.5GBのHDの映画をダウンロードする速度を各国で測定したところ、ベルギーは8位(37分25秒)という好成績とのことです。

外部リンク: New Worldwide Broadband Speed League Unveiled – UK Ranks 31

このランキングでシンガポールが1位(18分34秒)なのは知りませんでした。確かに自宅のWiFiで動画も楽しめましたし、Skypeなどのビデオ通話も問題なくできました。

日本は12位(41分51秒)で、むしろ日本の順位がこんなに低いのが意外でした。さらに驚いたのは、台湾が3位(29分46秒)でした。そんなに速かったかな?という印象です。

このランキングのTop10を引用させてもらうと、どれも小さい国のようです。やはり小国の方がインフラの整備では有利なのでしょうか。

  1. Singapore
  2. Sweden
  3. Taiwan
  4. Denmark
  5. Netherlands
  6. Latvia
  7. Norway
  8. Belgium
  9. Hong Kong
  10. Switzerland

(以下、12位Japan、21位USA、31位UK)

私は学生の頃からFlets ISDN(64kbps)、Flets ADSL、Flets光、ケーブルテレビインターネットなど使ってきましたが、現在の日本の実家でも回線に不満は特にありません。

回線に不満が無ければ価格は安い方がいいですよね。そういう意味ではベルギーの料金は割高に感じます。障害が起きて回線がダウンしないことを期待しています。

まとめ

以上、今回の引っ越しで一番大変で重要なインターネット開通の作業がこれで終わりました。インターネット契約のポイントをまとめましょう。

  • 自宅の住所をカバーしているプロバイダーを確認する
  • 料金プランは通信料が定量とは限らない
  • 滞在許可証が無くても、仮の滞在許可証(住所証明)とパスポート(身分証明)で契約可能
  • セットアップは自分でやるかテクニシャンにやってもらうか選択できる
  • 店頭での申し込みから開通まで約2週間(セットアップのアポイント次第)

※この記事の内容は2017年8月時点の情報です。最新の情報は各プロバイダにお問い合わせください。

関連記事:ベルギーの滞在許可証を申請して入手するまで

関連記事:ベルギーでの生活費の計算例

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