ブックセイブンってなに?

ブックセイブンは本の「成分」のグラフです

図鑑でわくわく

ブックセイブンは本の面白さ(評点)を点数にしたものではありません。5つの観点からその本の「成分」を取り出してグラフ化したものです。

たとえば日本酒やワインの図鑑には「甘口/辛口」や「ボディが強い/弱い」といった項目を数値化して、グラフとして掲載しているものがあります。ブックセイブンはこのような本の図鑑化に挑戦しています。

お酒が美味しいかどうかはその人の好みに左右されます。辛口が好きな人に甘口を勧めても美味しく飲んでいただけるとは限りません。自分に合った銘柄と出会うために、美味しいという情報だけでなくどのようなテイストなのか情報が必要ですね。

もちろん、誰かが推薦しているお酒を飲むことも全く問題ありません。あくまでもブックセイブンの方針は「面白いかどうか」ではなく「この本はボリュームがあるけどイラストもたくさんあって初心者向けですね」という中身を紹介するスタイルとしています。

もう一例挙げましょう。ドラクエ攻略本のモンスター図鑑でもこういったグラフを見ます。

モンスター図鑑では各モンスターの攻撃力、守備力、素早さ、経験値などがグラフになっています。HPは少ないけど守備力や素早さが高い「メタル系」、攻撃力とHPは高いけど素早さは低い「ゴーレム」、どのパラメータも低いスライムなどの攻略初期のモンスター。どのモンスターにも「個性」があります。

こういうのを見てワクワクした経験はありませんか?私がドラクエをプレイしていた小学生の時、攻略本のモンスター図鑑を見てあれこれ想像を膨らませていました。グラフは視覚的に読み手の想像力を刺激することができます。

このような、本をビジュアル的に紹介することを目的にブックセイブンを作りました。

ブックセイブンは極力客観的に成分抽出を試みました。しかし、各項目の数値化の基準はあくまでも筆者の独断ですし、ドラマ性といった完全に主観的な評価項目もあります。私の判断が必ずしも読む人の感覚と同じとは限りません。

それでもワクワクできる本の紹介がしたくてこの仕組みを作りました。

各評価項目の解説と点数のつけ方

ブックセイブンの例

ブックセイブンには「ボリューム」、「図表の量」、「数式(化学式)の量」、「専門性」、「ドラマ性」という5つの視点があります。それぞれ1点から5点の範囲で成分を抽出します。各項目について説明しましょう。

ボリューム

ボリュームは本のページ数のことです。

文庫、新書、単行本でサイズは違いますし、最近は1ページの文字数が少ない本も増えています。本来であれば文字数で評価すべきですが、文字数を調査するのは難しいためあくまでもページ数を成分とします。

ボリュームはこのように点数化しています。

  1. 150ページ未満
  2. 151ページ以上、200ページ未満
  3. 201ページ以上、250ページ未満
  4. 251ページ以上、300ページ未満
  5. 301ページ以上

各本のページ数はAmazonのデータを参照します。Kindle版などの電子書籍も紙の本のページ数で評価します。

ページ数が多いことと情報量(中身の濃さ)が関係するとは言えません。中身の濃さについては専門性で評価します。

図表の量

図表はわかりやすい説明をするために必要ですが、古典本や小説など文章からイメージを膨らませるものもあります。また、洋書の翻訳版は図表よりも文字が中心となっている傾向にあります。

図表の量はこのように点数化しています。

  1. すべての章に図表はない(文章のみ)
  2. 図表が1つ以上ある章が1章以上、全章の半分未満
  3. 図表が1つ以上ある章が半分以上、全章未満
  4. すべての章に1つ以上図表はあるが、口絵や扉絵はない
  5. すべての章に1つ以上図表があり、さらに口絵や扉絵もある

【注意】

  1. 1つの章に図か表どちらか1つあればカウントする
  2. まえがき、あとがき、謝辞はカウント対象外とする
  3. 絵本、マンガ、画集、写真集は5点とする(文章が主体ではないため)
  4. 口絵や扉絵は単体でカウントしない。メインは本文中の図表のカウントとする

数式(化学式)の量

このシリーズでは専門性の高い本も扱います。そのため数式や化学式を以下の方法でカウントします。

  1. すべての章に式はない
  2. 式が1つ以上ある章が1章以上、全章の半分未満
  3. 式が1つ以上ある章が半分以上、全章未満
  4. すべての章に1つ以上式はあるが、まえがきやあとがきにはない。
  5. すべての章に1つ以上式があり、なおかつ、まえがきかあとがきにもある

【注意】

  • 謝辞はカウント対象外とする
  • 図表に含まれる式はカウント対象外とする(図表としてカウントする)
  • 本のタイトルや見出しの式はカウント対象外とする(本文中の式をカウントする)
  • 単純な足し算や引き算でも式であればカウントする

専門性(主観評価)

専門性が高いか低いか、難易度が高いか低いかは、読む人の知識量によって違います。そのため私の主観で評価させていただきます。

5段階評価ですが、MaxとMinはこのように決めています。

  • 5→専門性が高い(予備知識が必要)
  • 1→専門性は低い(予備知識がなくても読める)

ドラマ性(主観評価)

ストーリー性といってもいいかもしれません。熱くこみ上げるものがあるか、淡々と説明しているのかを評価します。人によって受け止め方は違うと思うので、私の主観で評価させていただきます。

5段階評価ですが、MaxとMinはこのように決めています。

  • 5→熱い話、感動する話がある
  • 1→淡々とした解説、レポート類、または官公庁の資料

以上で全項目の説明は終わります。

私はこれまで数えきれないくらいの本(数千冊?1万冊以上?)を読んできました。そのなかから厳選した本を紹介します。ワクワクしましょう!