ベルギーで就労する人向け移住手続きと現地生活情報まとめ

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このシリーズではベルギーでサラリーマンとして働く場合の手続きについて解説しています。起業する場合は「プロフェッショナルカード」という別の手続きが必要で、このシリーズでは取り扱いませんでした。また留学の場合は多少手続きは異なりますが、参考までお役立てください。

ベルギーに渡航して就労するまでの流れをフローチャートにしました。色の塗られた項目について、解説記事を用意しています。

なお、ベルギーに渡航する前の手続きで約2か月、渡航後滞在許可証をもらうまで約3か月で合計5か月必要です。私の場合、これでもスムーズに行った方なので、トラブルがあれば半年はかかると思われた方がいいでしょう。

ベルギー移住の流れ
ベルギーに移住して生活を始めるまでの流れ

渡航前の手続き

ベルギー移住のための労働許可証申請と必要書類の準備方法

労働許可証を入手するまでの手続きについて私の経験をまとめました。ベルギーはシェンゲンエリア内なので「ノービザ」で90日まで滞在できますが、労働許可なしで働くのは違法です。必ず事前に取得しましょう。就労する会社が申請してくれるはずなので、密に連絡を取って発行をお願いしましょう。書類の準備から申請までの流れ、ベルギー大使館への連絡方法、申請に必要な書類、ベルギーに書類を送付する方法、注意点などを解説しました。

ベルギー移住のための健康診断書の入手

労働許可証を申請するには健康診断書が必要です。健康診断書を入手するまでの流れ、指定病院の情報、私が実際に受けた聖路加国際病院での健康診断の様子、費用などをまとめました。私が労働許可証を入手する際に最もトラブルの起きた書類がこの健康診断書です。同じようなトラブルを防ぎたいという想いから、私の身に起きたことをできるだけ細かく書きました。

無犯罪証明書の取り方:ベルギー渡航の例

無犯罪証明書(犯罪経歴証明書)は労働許可証の申請には不要ですが、ビザの申請で必要です。申請の流れ、必要な物、外務省でのアポスティーユ認証手続き、注意点などを解説しています。申請から受け取りまで1週間以上かかるので、健康診断と並行して動くことをお勧めします。申請は警察署でやりますが行く順番は決まっているため、自分で判断して行動しないようにしましょう。

ベルギー移住向け長期滞在ビザDの申請手続き

労働許可証、健康診断書、無犯罪証明書(アポスティーユ付き)が揃うとやっとビザが申請できます。私が申請した時は、シェンゲンエリア外からベルギーに引っ越して就労する場合、ベルギー入国前にDビザの取得が義務付けられたようです。申請の流れ、大使館にアポイントをとる方法、必要書類、手数料の金額と国際送金方法、注意点を解説しています。ここまでくればもう少しです。

マイナンバーカードが謎の理由で発行されなかったおはなし

渡航前に、ご自身のマイナンバーを確認しておきましょう。なぜかというと、ベルギーの銀行口座を作る際にマイナンバーを求められるからです。日本からベルギーに引っ越す場合、基本的にマイナンバーはお持ちでしょう。日本でマイナンバーが発行開始した頃、私はシンガポールで就労していたため番号を発行されませんでした。この記事は私が日本でマイナンバーの手続きをした時に起きたときのおはなしです。

渡航後の手続き

ベルギーの滞在許可証を申請して入手するまで

現地到着後、まずは滞在許可証(IDカード)の手続きを始めましょう。ベルギー国内の住居がすでに決まっていると話が早いです。また住居が決まっていなくても、コミューン(役所)に連絡して判断を仰ぐ必要があるようです。申請の流れ、申請に必要な書類、メールによる申請方法、警察による住居チェック、私が実際に経験したことを解説しています。時間がかかるので余裕を持って手続きしてください。

ベルギーのING銀行口座開設で日本のマイナンバーが求められたおはなし

滞在許可申請と並行して、銀行口座を開設しましょう。ベルギー国内の住所が確定していれば(住所を証明できる書類があれば)、お住いの近くの銀行で簡単に口座は作れます。私のケースの様に確定していない場合、口座開設はブリュッセルの専用窓口でのみ対応でかつ事前のアポイントが必要になります。私が実際に経験したことと、必要書類について解説しています。

ベルギーの賃貸をImmowebで探して契約するまで

住居探しは語学(フランス語/オランダ語)に自信があれば足を使って探すことができます。空き物件には広告が窓に貼られているので直接交渉で安く住めると同僚に教えていただきました。私は言葉に自信がなかったのでImmoweb(英語版あり)というネットサービスで探しました。Immowebの使い方、内覧の申し込み方法、契約までの流れと注意点を解説しています。

ベルギーで賃貸保証金口座開設と火災保険を契約するまで

入居が確定したら、火災保険・損害保険に入ることをお勧めします。ベルギーに限らず、ヨーロッパでは設備のメンテナンスが行き届いてなく故障は日常茶飯事です。私が入居後、同じマンションに住んでいた同僚は水道管破裂の被害に遭いました。銀行で保険サービスも取り扱っています。銀行で敷金専用(凍結)口座を作る方法、同時に火災保険に加入する方法、注意点などを解説しています。

ベルギーの健康保険サービスとフランダースの社会保障

日本の健康保険に相当する相互扶助サービスの概略について説明しています。サービスのメインは、自己負担した医療費の一部を還付してくれることです。また付帯サービスで海外旅行保険や健康維持に関する費用の補助があります。そのほか、フランダース地方に住む人だけに適用される社会保障費(源泉徴収とは別に引かれる)の代行徴収についても解説しています。

ベルギーで就労する人のための税金申告と調整方法

ベルギーではサラリーマンも自分で収入と税金を申告し、年末調整のような手続きが必要です。どういった流れで手続きをするのか、概要を解説しています。郵送手続きとオンライン手続きのどちらかが選択できます。

ベルギーの労働許可証と滞在許可証の更新方法

労働許可証と滞在許可証(IDカード)の更新は最初の申請時と比べると手続きが楽です。労働許可証は会社申請なので発行されたら取りに行くだけです。滞在許可証は3回コミューンに行く必要がありますが、トラブルなくスムーズに行きました。発行に1か月かかるので早めに行動しましょう。私の経験をまとめました。

就労・生活を始めてから

ベルギー一般家庭のゴミ袋とゴミ捨ての方法

外国で生活しているとゴミの出し方の違いがハッキリでます。自治体によって違いはありますが、私の住む地域のゴミ袋の種類、ごみの出し方について解説します。衣類や電球、電池などは回収ボックスに出すことができます。そのほかのゴミは収集場に持っていくかリサイクルショップで売る方法があります。写真付きで紹介します。

ベルギーの新居でやった小さなDIYのおはなし

滞在許可証を入手し、住居を決め、銀行口座を開設したら、いよいよ生活開始ですね。ベルギー生活については他のブログでも取り扱っていますので、このシリーズでは最低限にとどめました。ベルギー(ヨーロッパ)では自分の住む空間は自分で造ることからDIYが盛んです。私はズボラなので生活に必要な最低限の工事として、天井の照明器具取付、カーテンの取付と長さ調節、プライバシーエリアの保護、洗濯機の設置だけやりました。

ベルギーの住居と建物でよく物が壊れるおはなし

部屋に住み始めてから半年でたくさん不具合が出てきました。同僚の部屋では水道管の問題で床が水浸しになるなど、ヨーロッパでは故障するのが当たり前のようです。ここでは私のケースとして、ヒーターの故障、バルコニーのドアの問題、キッチンの換気扇、冷凍庫のドアの故障、洗面台の蛇口、さらにはマンションのエレベーターの故障について何があったかを解説します。

ベルギーのTelenetでインターネット契約をしたおはなし

次に自宅のインターネット契約です。インターネット回線が無いと不便な今日、私は3週間使えないだけでものすごいストレスでした。私が利用しているTelenetの料金プランや契約方法、開通時の現場作業を解説しています。滞在許可(仮滞在許可でもOK)があれば契約できます。

ベルギーの公共交通会社De Lijnの定期券の購入方法

通勤や休日の移動手段についてです。駐在さんは基本的に車移動でしょうが、私は車も自転車も持ちたくありませんでした。色々検討した結果、公共交通機関(バス・トラム共通)の定期券を購入するのがコストパフォーマンス的に良いと判断しました。私が住んでいる地域で提供しているDe Lijnの定期券の購入方法や価格を解説しています。住まれている地域によって運営会社が異なる点にご注意ください。

ベルギーで就労した際の給料明細の見方と税金・社会保障

現地の税金や生活費についてはあまり表には出ませんが、気になる項目ではないでしょうか?ベルギーの給与は日本の様に税金と社会保障で源泉徴収されます。現地で生活していくためにシミュレーションをしました。このページでは税金と社会保障の額、特別徴収、通勤手当、給与額に対する各項目の比率、日本の年金への適用などをわかる範囲で解説しています。

ベルギーでの生活費の計算例

手取り額が確定したら、現地での生活費をシミュレーションしてみましょう。生活費の項目として、家賃、水道、電気、インターネット、火災保険、健康保険(相互扶助サービス)などがあります。そこからさらに携帯、衣服、食費、交際費などはどうすれば良いでしょうか?私のような男の一人暮らしのシミュレーションですが、かなり具体的に計算してみました。

ベルギーの水道料金のしくみと請求金額の実例

ベルギーの水道は地域により異なる業者が提供しています。このページでは私の住む地域の業者による料金のしくみ、支払い方法などを解説しています。メーターが部屋の中にあるため自分で読み取って申告する、支払いが3か月に一度など、ユニークなシステムになっています。私のケースでは、日本で生活していた時よりもベルギーの方が安いです。

ベルギーの電気代(1/2)請求書から請求内容を解説

ベルギーの電気代(2/2)料金のしくみ、支払い方法と節約方法

日本に先駆けて電力自由化したベルギーは、複雑な電気料金体系となっています。日本よりも高額な請求となったことがきっかけで自分なりに調べたところ、かなりのボリュームになりました。

パート1は請求書の内容を解説しています。発電、送配電、税金、期間調整、グリーンエネルギーなど細かすぎる請求項目に困惑するかもしれません。

パート2は請求金額の内訳、支払い方法、各請求項目の計算原理、ベルギーの電力事情について説明しています。節約の結論は「電気を使わない」ですが、その理由について詳しく書きました。

ベルギーでかかった医療費、還付方法と還付金額の例

ベルギーで救急車を呼ぶ方法、支払い費用と還付金額

相互扶助サービスで還付される医療費の具体例です。

私がベルギーで受けた医療費の自己負担額、還付方法、還付金額などを2例解説しました。正しい手続きを行うことで、実質負担は20%未満となりました。また請求書の内容から、ベルギーの医療制度についてもわかる範囲で書きました。日本の様に診察内容は細分化されているものの、料金についてはどこの病院でも同じとは限りません。

私が救急車で担がれた際の費用(無料ではない)も別の記事として書きました。救急車の走行距離に比例して費用が決まります。この費用も正しく手続きを行うことで還付されました。自己負担額は50%でした。

ベルギー就労時の福利厚生:ミールバウチャーとエコバウチャー

ベルギーの会社では福利厚生として、電子的な商品券が支給されます。この記事ではミールバウチャーとエコバウチャーという2つの電子商品券を紹介します。ミールバウチャーは出勤日のランチ代に対する手当てですが、スーパーで食料品を購入することもできます。エコバウチャーは環境にやさしい製品やサービスに利用できます。やりくり次第で現金の利用をおさえて貯金ができます。