ベルギーで賃貸保証金口座開設と火災保険を契約するまで

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日本ではおなじみの敷金・礼金ですが、ベルギーでも同じような保証金が求められます。この記事ではING銀行で保証金の口座を開設した経験をまとめました。また火災保険などの賃貸向け家財の保険に関する手続きについてもお話しします。

保証金用の凍結銀行口座を作ろう

以前ベルギーの保証金は家賃3か月分が相場だったそうですが、私の契約では2か月分でした。これが法律的な変更かどうかはオーナーさんに確認してください。礼金はありません。

シンガポールでは家賃半月分をオーナーさんに現金で預けましたが、ベルギーは事情が違うようです。オーナーさんとテナント(借りる側)双方の合意があった時だけお金を引き出せる「凍結口座(Blocking Account)」を銀行で開設し、そこに保証金を振り込みます。

この凍結口座は賃貸の本契約をする前にあらかじめ作るようにとオーナーさんに言われました。ただ「理想的には」とついていたので、事情があれば本契約後でもいいかオーナーさんに確認しましょう。

ING銀行でこの口座を作るため、新しくアポイントを取り窓口に行きました。幸い夏休みシーズンだったので、午前中に電話してその日の午後一番のアポイントが取れました。

凍結口座の開設に必要なものはこの2つです。

  • 賃貸契約書(サイン前のドラフト版で可)
  • キャッシュカード(すでにある口座にこの凍結口座を連携する)

賃貸契約書が必要なのは、あくまでも銀行の担当者がどういう賃貸契約をするのか、いくら口座に預けるのか(保証金の金額は契約書に明記されている)を確認するためです。またキャッシュカードは前回作った仮のカードでも対応してくれました。

凍結口座の確認書類(3部発行される)

口座開設が完了すると、銀行から確認用の書類が3部(銀行控え、オーナー控え、テナント控え)発行されます。これを賃貸の本契約時に私とオーナーさんでサインし、銀行控えは後日銀行窓口にて返却します。

書類の返却にアポイントは不要でした。同じタイミングで最終版のキャッシュカードが届いたので、仮のキャッシュカードも返却しました。

ネットバンキングで凍結口座が連結されたことを確認(イメージ)

開設したその日のうちにネットバンキングで口座が確認できたので、Transfer機能を使って保証金を預けました。これで手続き完了です。

前回問題だったベルギー国内の住所もこれで確定するので、住所変更も凍結口座開設と一緒に対応してくれました。住所変更にも申請書類に別途サインが必要でした。

銀行で火災保険に加入しよう

オーナーさんから「保険に入る」ことを言われましたでしょうか?

凍結口座を開設した後、銀行の担当者から「保険はどうするか?」と聞かれます。あらかじめ加入するか検討しておくといいでしょう。

私の場合は「推奨する」と強制ではありませんでした。しかし私の部屋は冷蔵庫・オーブン・食器洗浄機・バスタブが付いていたので故障した際の修理費用負担のリスクがありました。また、洗濯機やシャワーの水漏れで下の階に損害を与えるリスクもあったため、加入することにしました。

私に勧められたのは、大きく以下の3つでした。

  • 火災保険(基本これに入る)
  • 損害保険(オプション)
  • 盗難保険(オプション)
保険の内容(ING銀行の資料より抜粋)

この保険は火災保険をベースとしているので最低限これに加入する必要があります。

損害保険と盗難保険はオプション(銀行の担当者が申し込み画面で加入の有無をチェックしていた)なので、損害保険だけ入り盗難保険は断りました。私の部屋は建物の入り口にもセキュリティゲートがあったので、きちんと施錠していればさすがに盗難は防げるだろうというのが根拠です。ご自身の部屋の状況で加入を判断されるのが良いでしょう。

火災保険の価格は部屋の広さで決まります。この部屋の広さは契約書に記載されていればいいのですが、私の場合は記載されていませんでした。念のため、Immowebにある部屋のデータを印刷して証明として持参しましょう。そうしないと実際の部屋よりも広い(つまり値段の高い)契約をしてしまう可能性があります。

Immowebでプリントした賃貸のデータ

このデータはImmowebの部屋の詳細画面の「Print」で印刷できます。PDFデータでダウンロードもできるので、バックアップを取られることをお勧めします。

賃貸データの印刷ボタン(前記事の画像より抜粋)

支払いは「年間一括払い」と「毎月の分割引き落とし」が選択できます。私は後者を選びました。分割払いの場合は、最初の月だけ自分で支払い手続きをします。2か月目以降は銀行引き落としが行われます。

すべての手続きを終えるとメールで複数の資料をPDFで送ってくれます。その中に保険証書や保険適用の手続きも含まれているので、内容を確認してバックアップをとりましょう。

まとめ

以上、賃貸契約関連についてご理解いただけましたでしょうか。必要な資料について最後にまとめましょう。

  • 事前にアポイントをとる
  • 賃貸契約書(サイン前のドラフト版で可)
  • キャッシュカード(すでにある口座にこの凍結口座を連携する)

火災保険の加入について

  • 部屋の広さ記載されている書類(火災保険契約用)
  • 保険はオプションで損害保険と盗難保険を選択可能
  • 支払いは年間一括と分割で選択できる

今後は滞在許可証や交通カードの定期券の購入、インターネット契約についても記事にしてければと考えています。

※この内容は2017年7月時点の情報です。

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