レーシック体験談:手術後7年以上も視力1.5をキープしているおはなし

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私は2011年にレーシック(LASIK)手術を受けて、それ以来7年以上とても快適に生活しています。毎年視力検査で左右それぞれ1.5まで見え、失明とは無縁です。

この記事では私のレーシック体験とまとめました。最近はレーシックに代わる新しい視力矯正方法も出てきていますが、レーシックについて知りたい方への助けになれば幸いです。

なぜレーシックをしたのか?

私は小学生のころ目が悪くなり、中学一年生からメガネをかけていました。視力は左右とも0.1以下でした。コンタクトレンズは怖くて利用したことはありません。

そして歳をとるにつれて眼精疲労が辛くなってきました。

29歳ごろ、目が疲れすぎてまぶたが開けられない日がありました。そのため熱で温めるアイマスクが必需品となりました。

肩もこり一時期ひどくなり、磁気ネックレスを装着していました。

そして2011年3月、東日本大震災がありました。計画停電や被災生活でメガネが無いと生活できないのはリスクではないか?そう考えるようになりました。

少しでも体の負担を楽にしたい。そう考えて調べたところ、レーシック手術を受ける決意をしました。

※眼精疲労の原因は視力低下による目の負担ではなく、自律神経失調症であることが後でわかりました。脳疲労を改善することで眼精疲労は楽になり、アイマスクは現在使っていません。

関連記事:脳疲労と心臓発作の再発を防止するためにやってみたこと

レーシックで知っておきたいこと

手術でできること・できないこと

レーシックをする前に、これだけは知っておいてほしいことをまとめました。詳細や専門的な内容は参考文献にゆずりますが、これらを知っているだけでも印象は違うはずです。

まずは注意点です。失敗するとわかっている人に病院は手術を勧めません。

  1. 手術は誰でも受けられるわけではありません。事前検査の結果、手術できないケースがあります(例えば、手術後の角膜の厚さが一定以上残らないといけないというルールがあり、事前検査で判断できる)
  2. 成人にならないと手術は受けられません。眼球の形が安定していない成人未満では手術をしても再発する恐れがあるからです。
  3. 老眼はレーシックで治りません。老眼と近視は発生メカニズムが違うためです。
  4. 飛蚊症(黒い線や虫のようなものが動いて見える状態)もレーシックでは治りません。私は小学校6年生の頃にはすでに飛蚊症の自覚症状がありました。レーシック手術後も黒い線はいままで通り見えています。

ちゃんとした病院を選べば失敗も失明もしない

レーシックは保険適用外なのでどうしても30万円前後します。高いとお考えでしょうか?

しかし料金の安さをアピールしている病院は絶対におすすめしません。

値段を安くするのには必ず理由があります。お金をケチってトラブルにあいたいでしょうか?そんな後悔をしてしまうくらいなら、安全・安心を買う意味でもある程度お金がかかることは覚悟してください。

同じ理由で、おすすめ病院ランキングを紹介しているサイトには注意してください。そのようなランキングに出ている医師の腕がよいとは限りません。

病院を選ぶポイントは以下のようになります。病院のホームページなどで情報収集しましょう。

  1. 丁寧な説明をしている。どんな質問にもしっかり対応してくれる(説明会があれば参加しよう)。
  2. 事前検査で何度も目の状態をチェックする流れになっている(私のケースでは一週間前と前日に検査があり、NGの場合は手術が受けられなかった)
  3. 手術後のケアもある(私のケースでは、翌日検査と一週間後の検査もあった)

私が利用した病院は諸事情により公開することはできません。ただヒントだけ申し上げると、日本で最初にレーシック手術を導入した20年以上の実績がある東京都内の病院です。

ちゃんとした病院であれば場所やランキングは関係ありません。必要以上に心配になる必要はりません。

私のレーシック体験談

申し込みから手術当日まで

まず本でレーシックの知識を身につけました。本を通じて良い点と悪い点を自分なりに判断してから、某病院の説明会に申し込みました。東日本大震災の1か月後、ゴールデンウイーク前の週末でした。

その説明会で教えてもらったことは、既に本でわかっていたことなので質問はありませんでした。少人数の説明会で雰囲気も悪くありませんでした。

簡易検査もやってもらい、近視(0.01以下)と乱視が入っているという結果でした。検査してくれた医師は「もっと目の悪い人が当院には来ます」と言いました。

説明会が終わり、その場で後日手術可能か詳細検査を申し込みました。私以外にも申し込みをしていた人がいました。

後日のゴールデンウイークのある日、詳細検査をしました。その結果、手術は可能であると言われました。

レーシック事前検査結果
当時の検査結果(特に下部の角膜厚を削るシミュレーションが重要)

また、この検査で初期の緑内障であることもわかりました。自覚症状はないものの、視野が欠けて見えていない部分があることが検査でわかりました。これだけでも検査を受けて良かったです。

今後のスケジュールについても以下のように教えてもらいました。

レーシック手術のスケジュール
詳細検査後のスケジュール

手術前にさらに最終検査がありました。ここでNGになる可能性もありました(コンタクトレンズを使用している場合、正しい検査ができないことがあるので注意)。

最終検査も問題なく、あとは手術本番になりました。

当日手術は15分で終わり、すぐに見えるようになった

手術日までに費用の振込と、手術の同意書にサインをしました。振込控えは手術当日に病院で提示する必要がありました(支払いの証明)。

レーシック代の振込控え
手術代の振込控え(手術代以外に検査費用数千円は都度支払う)

手術当日、電車で移動中の私は不安と期待が入り混じっていました。そしてメガネをかけたり外したりして中吊り広告の見え方を比較し「このぼやけ方がどう改善するのかな?」と一人で考えていました。

病院でチェックインし、自分の順番を待っていました(着替えもしたはずですが忘れました)。

私の前に同じく手術した男性がいました。手術室を出るなり「あぁ!見える!!」と別室にいる私にも聞こえる大声で喜びを表現していました。

そして私の番になりました。

手術室に入るなり、執刀医の先生が元気よく「こちらに横になってください!」と案内されました。

そこからは怒涛の勢いで手術が進みました。

目を開けて、まばたきできないように両目にはフックがつきました。

次に目薬タイプの麻酔を目に落とされ、視界は完全に水中にいるかのように光の強弱くらいしかわからなくなりました。

ただやはり手術する側はプロでした。私が不安にならないように常に「次は○○します」、「レーザー照射します」、「あと何秒で終わります」と常に声をかけてくれました。

途中レーザーで角膜を焼いている(こげくさい)臭いがしましたが、そちらに気を取られないように声をかけてくれました。

そして「お疲れ様でした。手術は終わりました」と声をかけられ、退室ました。

電車内であれこれやっていたことが吹き飛ぶくらい、良く見えるようになっていました。

手術室入室から退室までわずか15分、あっけなく手術は終わりました。15年以上苦しんできた近視が15分の手術で開放されました。

手術直後から1週間後まで

実際には、手術直後は遠くがよく見えて、近くは見えにくい状態でした。手術後に立ち寄った晴れの表参道では遠くの人の流れが良く見えて、不思議な光景でした。

翌日に術後検査があるため、念のため都内で1泊しました。でも不要でした。普通に帰宅できるくらい何も支障はありませんでした。

手術当日は首から下であればシャワーは可能、とのことでしたのでシャワーは浴びました。

そして翌日、目が覚めてからホテルのカーテンを開けると、メガネをしていないのに景色がよく見えていたことを今でもハッキリ覚えています。

術後検査も問題はありませんでした。視力は左右とも1.5ずつありました。

手術から1週間は特殊なゴーグル(目をこすらないように全方位に隙間のない度なしメガネ)を日中は装着して仕事をしました。

特殊なゴーグル

就寝時は両目に眼帯を付けて寝ました。目をこすると削った蓋がもとに戻らなくなる可能性があるからです。入浴は目をこすらなければ普通にできました。

手術1週間後の検査でも問題なし。そこからはゴーグルも不要で現在まで普通に生活しています。

手術後の生活について

1週間後の検査の後も、1か月後、3か月後、6か月後、1年後でそれぞれ検査を何度もやりました。大きな問題は見つかりませんでした。

1年後以降はほぼ毎年検査をしています(海外生活開始後は忘れる年もある)。

視力は1.2–1.5の付近です。調子のよい時は1.5、疲れがあるときは1.2で、1.0より悪いことは一度もありません。

手術後から今日まで、手術に何の不満もなく生活させてもらっています。

緑内障はその後も毎回指摘されますが、進行もしていないため要観察となっています。

あとドライアイは少しひどくなりました。目がよく見えるようになったため余計に目を酷使しているからかもしれません。

まとめ

手術をするまでは「本当に安全なのか?本当に視力は回復するのか?」と不安でしょう。

しかしやってみた後は「なんでもっと早くやらなかったんだろう」と思えるくらい、見える世界は変わりました。

きちんと対応すればレーシックは怖くありません。

以上、この記事をまとめましょう。

  1. 手術ができる人とできない人がいるので、まずは自分が手術可能か病院で検査してみよう。わからないことは何でも医師に質問しよう。
  2. 老眼や飛蚊症は治らないので、医師に確認しよう。
  3. 料金の安さを売りにしている病院ではなく、きちんと検査や手術後のフォローをしてくれる病院を利用しよう。大切な目のためにはお金は惜しまない。

参考文献

私が手術をする前にこの本で予備知識をつけました。今は他にも本が出版されているので、事前に予習されるといいでしょう。

坪田 一男, PHP研究所, 2010
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