Free Kids Booksの無料英語絵本で洋書多読に慣れよう【初心者入門】

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洋書多読はおすすめの英語学習法ですが、ネックは洋書の入手です。購入ばかりだとどうしても出費が気になります。私は過去に大学図書館で大量に洋書を借りることができて本当に助かりました。

この記事では Free Kids Books というサイトを紹介させていただきます。絵本をはじめとする英語の電子書籍をPDFで無料でダウンロードして読むことができます。

このサイトの紹介を通じて洋書多読のきっかけを提供できればと考えています。そのためこの記事では絵本に焦点を絞って使い方を解説します。ぜひ試してみてください。

Free Kids Books (FKB) ってなに?

Free Kids Books (以下FKBとします)は「楽しく本を読み書きすることで、リテラシーの向上に貢献し、ひいては生活の質の向上を目的とする」という趣旨の無料オンライン図書館です。※FKBサイトの “About” より

このサイトを立ち上げたのはダニエル・ブリュッケ氏 (Danielle Bruckert) です。職業はパイロットで、趣味で絵本を書いています。過去には著書を出版した経験もあります。

ブリュッケ氏はかねてから無料で絵本を配布するシステムを探していました。しかしブリュッケ氏が納得するシステムが他になかったため、FKBを自ら立ち上げました。

FKB英語絵本の紹介

洋書紹介サンプル
コンテンツ紹介の一例

FKB では既に多数の本がリリースされています。どの本から読んでいけば良いのかわからないのが実情でしょう。

この記事の目的は「洋書多読の最初のステップを歩んでほしい」です。そこで、私の方で英語の絵本を10冊ほどピックアップしました。以下のリンクは「2歳~5歳の児童向け」というカテゴリーの中にある英語絵本です。

  1. Lions are Always Brave – A cute animal story for young children (ライオンは勇ましいんだぞ)
  2. Hello – greetings to the world around us (いろんなものにハローと言ってみよう)
  3. Laundry Day – A short book about laundry (洗濯って楽しい)
  4. My Best Friend – short story with imagination (お友達をつくろう)
  5. Who Takes The Train – a fun trip out (電車に乗っておでかけしよう)
  6. Where’s Lulu – Fun reading for toddlers (ルルはどこにいる?)
  7. Zandi and Birdy Monster – Imaginary Friends (お友達はモンスター)
  8. Wild Cat! Wild Cat! – Non Fiction for the Very Young (野生にはこれだけ猫の仲間がいるよ)
  9. That’s Not Thabi! That’s a hippopotamus – Early Reader (お姉ちゃんがいなくなっちゃった)
  10. Bathtime for Chunnu and Munnu – bedtime fun for early readers (こどもたちのお風呂の時間だ!)

具体的なアクセス方法とダウンロードについては次のセクションで解説します。まずは上記のリストから気になったタイトルをクリックしてみましょう。

下記の4冊は同じく英語の絵本なのですが、少し難しめです。最初の10冊が読み終わってからチャレンジしてみるのが良いでしょう。

上記以外にもたくさんの絵本があります。下記のリンクから探してみましょう。

外部リンク:Age 2-5 Years | Free Kids Books (2歳~5歳向けの絵本の一覧)

FKBの使い方

FKBはPDFでコンテンツを提供しています。そのためスマートフォンよりもPCやタブレットなどの大きい画面でFKBにアクセスすることをお勧めします。

またPDFなので印刷して読むことも可能です(利用規約上問題ありません)。

個別洋書紹介ページ

先ほど紹介した英語の絵本一覧のうち、いずれかのタイトルをクリックすると個別の洋書解説ページが別タブで開きます。ページを下にスクロールすると、解説の後に緑のダウンロードボタンが2つ出てきます。

  • Read Online: ブラウザのまま読む→タブレット向け
  • Download Free PDF: PDFをダウンロードして閲覧または印刷→PC向け

FKBの規約として、印刷して(ホチキスで留めて)読むことは問題ありません。画面のブルーライトの刺激に抵抗があったり、紙で読みたい場合は印刷してもいいでしょう。

個別洋書紹介ページ

上の画像はブラウザで閲覧している状態です。ページをクリックして読み進めることができます。拡大・縮小・全画面もできますのでお好みのサイズで読むことができます。

またこの画面からPDFでダウンロードすることもできます。

紹介ページに戻ります。ダウンロードボタンからさらに下へスクロールするとコメント欄があります。読者の方々のリアルな感想が伝わります。

余裕があればぜひ読んでみて、ご自身でもコメントしてみましょう。作者の方も喜ばれるはずです。

1冊100語としてカウントしよう

英語絵本の語数記録は100円玉貯金

ここで紹介した洋書はすべて絵本です。もし多読の語数を記録するのであれば1冊100語としましょう。

残念ながら、FKBで掲載されている英語の本には語数は公開されていません。また全ての本の語数を調べるのは大変な作業です。

1冊100語としたことには理由があります。100円玉貯金をイメージしてみましょう。

100円玉を貯金箱に入れてもなかなかお金はたまりませんね。しかし少しずつ、確実にお金が貯まっていきます。

英語多読学習も同じです。最初はなかなか先に進むことができません。しかし少しずつ前に進むことで、徐々に自信をつけていくことが大切です。

多読語数の記録はまさに貯金の記録です。こまめに記録して「言葉の貯金通帳」を作りましょう。この「言葉の貯金通帳」は現金ではないため、盗まれることはありません。

増えることがあっても減ることはない、英語力がアップする魔法の貯金なのです。

実際に、英語絵本の本文は100語前後となることが多いので、キリのいい数字です。そのため1冊を100円玉に例えてみました。

また100語程度であれば厳密な語数を気にする必要はありません。学習が進めば何万語という洋書を読む時期がきます。数十~数百語の誤差はいずれカバーできます。

ただし、絵本だからといってあなどってはいけません。語数が少なくても1冊は1冊です。ネイティブの書いた英文を1冊読めたことが自信になり「もっと読みたい」と思えるようになるのです。私自身も実際に経験した「プチ成功体験」です。

以上、ここで紹介している絵本は1冊100語として記録しましょう。

関連記事:洋書多読はディープラーニング?理系目線の多読学習法

もっと沢山の英語本を読みたい場合は絞り込みで探せる

トップページから洋書を絞り込み

FKBのページ構成はシンプルなので英語の本の探し方自体は難しくありません。上の図にあるように、トップページは洋書の一覧です。公開の最新日の順に洋書情報が並んでいます。

ページ上の部分には「検索窓」、「年齢(世代)別フィルター」、「並べ替えボタン」があります。洋書の絞り込みができますね。

各洋書情報にはタグがあります。年齢別、ジャンル、英語レベル(難易度)、著者名、著作権別などの情報がリンクになっているのでそこから絞り込みもできます。

ページ右下にはジャンル別のボタンもあります。たくさんあるため書ききれませんが、65種類あります。「動物」、「冒険」、「誕生日」、「おもちゃ」といった子供向けのものから「数学」、「古典」といった難しそうなジャンルもあります。

FKBでは幼児向けの本だけでなく、ある程度英語力が必要なレベルの洋書もあります。絵本を卒業してからもし興味があればさらに自分の一冊を見つけてみるのもいいでしょう。

外部リンク:Free Kids Books, Free Children’s Books Downloads (トップページ)

まとめ

「本を楽しく読みながらリテラシーを上げよう」というコンセプトは、日本の英語多読学習法である SSS (Start with Simple Stories) と共通するものがあります。そのため私も以前から他の記事でFKBのリンクを紹介していました。

しかしFKBは英語のサイトです。「いくら無料でも洋書にたどり着く前に英語ページの探索で挫折してしまう可能性が高いだろう」とリンクを紹介するだけではダメだと考えていました。

この記事が洋書多読のきっかけになれば幸いです。まとめましょう。

  • Free Kids Books は趣味で本を書いている人が提供している無料のオンライン図書館。PDFで閲覧や印刷が可能。
  • FKBはサイト構成がシンプルなので、年齢別や英語レベルなどで絞り込みすることで比較的簡単に本の絞り込みができる。
  • FKBで紹介されている絵本は1冊100語として多読を記録しよう。多読の記録は言葉の貯金通帳なので、最初は100円玉貯金のように「少しずつ、しかし確実に」ステップアップしよう。

外部リンク:Free Kids Books | Facebook

外部リンク:Danielle Bruckert(@FreeKidsBooks)さん | Twitter

外部リンク:Free Kids Books, Free Children’s Books Downloads (トップページ)

※Free Kids Booksのコンテンツを当記事で紹介するにあたり、運営者の Danielle Bruckert 氏に問い合わせをしました。同氏は掲載を快く承諾してくださいました。誠にありがとうございました。