ケトン体チェッカーでバターコーヒーの効果が最大になるのを確認する方法

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ケトン体試験紙のパッケージの写真。正面に使い方が書かれている。

ケトン体ダイエットは糖質制限とセットで語られます。ケトン体が糖質の替わりにエネルギー源になることで肥満や糖尿病、認知症などの改善につながると言われています。

しかしケトン体がエネルギー源になっているかどうか普段生活していてもわかりません。そのためケトン体ダイエットに否定的な人がいるのも事実です。

ケトン体が出ているかどうか確認する方法はあります。

この記事ではケトン体チェッカーの種類、試験紙の使い方と実際に使ってみた実例を紹介します。

バターコーヒーを飲んでケトン体が体内で作られるかどうかを確認したくてケトン体試験紙を購入しました。

結論として、亜鉛やマグネシウムなどのミネラルがないとバターコーヒーを飲むだけではケトン体にならないことがはっきりわかりました。

写真付きで経験談をお話しします。

ケトン体チェッカーは呼気検出型と尿検査型の2種類がある

2種類のケトン体測定方法のイラスト。

そもそもケトン体は脂肪酸代謝の過程で生産される化合物の総称であり単体の物質名ではありません。

Wikipedia によると少なくとも下記の 3 種類の物質がケトン体と呼ばれています。

  1. アセトン
  2. 3-ヒドロキシ酪酸
  3. アセト酢酸

外部リンク:ケトン体 – Wikipedia

これらのうちアセトンは肺から出る息に含まれます。そのため呼気(呼吸)からケトン体を検出するチェッカー(測定器)があります。

測定器タイプは数秒で結果がわかりかつ繰り返し使うことができます。ただし電池を用意したりセンサーの使用回数に上限があるなどメンテナンスが必要です。

アセト酢酸は尿中に含まれます。そのため尿検査型のチェッカー(試験紙)もあります。

試験紙タイプは使い捨てではあるもののメンテナンスが不要です。また 1 パック 100 枚など普段使いとしては十分な量の試験紙を比較的安価に入手することができます。

この記事では手軽にケトン体チェックができる尿検査型の試験紙をおすすめします。

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ケトン体試験紙の使い方

ケトン体試験紙の色の違い。上から未使用状態、起床直後の検査結果、バターコーヒーを飲んだ後の検査結果が並んでいる。

上の写真は未使用状態、起床直後、バターコーヒーを飲んだ後のトイレで検査したケトン体試験紙の色の違いです。紫が濃いほどケトン体が多く出ています。

確かに写真ではバターコーヒーを飲んだあとの方が試験紙の色が濃いです。バターコーヒーからケトン体が作られていることが確認できます。ケトン体が爆増した方法は次節で解説します。

使い方は英語で書かれていますが説明はそっけないものでした。以下の 2 ステップだけです。

  1. 試験紙を 1 枚取り出す。カップに入った尿に試験紙を浸すか、排泄中の尿に試験紙を当てる。
  2. ちょうど 40 秒待ち、試験紙の色の変化をカラーチャートに照らし合わせる。

実際には 40 秒で色が変わらず 40 分の間違いではないか?と疑っています。試験紙に尿をつけてから約 1 時間後に色をチェックすると結果がはっきりわかります。

日中の活動時間帯にケトン体がどれくらい体内にあるか知りたくて毎日複数回検査しました。まずは起床直後のトイレにて、そして自宅にいる場合は夕方までトイレに行くたびに検査しました。夜は寝るだけなのであまり検査しませんでした。

私が購入した試験紙(記事冒頭の写真)にはカラーチャートがあり、検出量を 5 段階で判定できるとのことです。

しかし細かい検出量は気にせず「紫色が濃く出たか薄く出たか、または検出されなかったか」だけを確認しました。カラーチャートによる絶対量ではなく、起床直後と比べてケトン体が生産されたかどうかを確認しました。

体験談:ミネラルサプリ摂取でケトン体生産量が爆増

サプリメントの組み合わせでケトン体の検出量が変わることを比較した写真。4パターンの組み合わせ結果を並べている。

ケトン体チェックの初日午前でさっそく試験紙が紫色になり「バターコーヒーでケトン体は出るんだ」とあっけなく試験終了しそうでした。 100 枚入りの試験紙を 2 パック買ったのがもったいない感じでした。

しかし毎日チェックしていると、日によって紫色の濃さが違うことに気がつきました。そして紫色の違い(ケトン体検出量の違い)はサプリ摂取の違いではないか?という着想になりました。

そこで毎朝バターコーヒーを飲む際にサプリ摂取の組み合わせを変えてみました。その結果が上の写真です。

バターコーヒーの分量は毎朝同じなのに、なんと亜鉛とマグネシウムを摂取することでケトン体検出量が爆増しました。細かく解説します。

上の写真は 4 パターンの検査結果です。私の住むベルギーでは蛍光灯が入手できず日光の当たり具合で色が微妙に違います。ご了承ください。

写真左から摂取したサプリの組み合わせはこのようになります。

  1. ビタミンC, ビタミンB群, ビタミンE の 3 種類
  2. ビタミンC, ビタミンB群, 亜鉛 の 3 種類
  3. ビタミンC, ビタミンB群, マグネシウム の 3 種類
  4. ビタミンC, ビタミンB群, 亜鉛, マグネシウム の 4 種類

比較のため各写真の一番上の試験紙が起床直後のケトン体状態です。いずれの日も朝一の検査で色は変わるものの、カラーチャートを参照した判断に困る色です。

上から 2 番目以降の試験紙がバターコーヒーとサプリメント摂取後のケトン体の検出結果です。

一番左、ビタミンしか摂取していない日は色が肌色に近くケトン体が検出されていません。バターコーヒーを飲むだけでは肝臓はケトン体を作らないようです。

ビタミンと亜鉛を同時に摂取した場合はケトン体が検出されました。またビタミンとマグネシウムを同時に摂取してもケトン体は検出されました。

しかし写真を見ると、亜鉛を摂取したときはお昼を過ぎてもケトン体が出ています。マグネシウムだけだと昼前の検査でケトン体が出ていません。長時間ケトン体を生産するには亜鉛が必要ということでしょうか。

最後の亜鉛とマグネシウム両方摂取のケースでは、バターコーヒーを飲んだ後の検査で紫色が一番濃く、かつ昼の検査でもしっかりケトン体を検出しました。

ケトン体を出すためにはまず亜鉛が必要、さらにマグネシウムでブーストがかかる、ということがわかりました。

私は血液検査の結果、亜鉛とマグネシウムが不足していることが分かっています。この実験では亜鉛は一錠 22.5 mg, マグネシウムは一錠 200 mg 摂取しました。

亜鉛やマグネシウムが不足していない人ではこの結果は違ったものになるでしょう。私は体質的に亜鉛やマグネシウムを補給し続けないと有効活用されず排泄されてしまうのかもしれません。

「バターコーヒーを飲めば身体はケトン体をエネルギー源にする」という説を鵜吞みにしてはいけないことがわかり衝撃でした。 1 年以上バターコーヒーを続けてようやく知った事実です。

やはり何でも自分の身体で試してみないとだめですね。

関連記事:10kg痩せたバターコーヒーの簡単な作り方と効果

ケトン体試験紙を使う際の注意点

反応しない場合は長く浸した方が良いかも

試験紙を尿につけてもすぐに反応しない場合は浸す時間を長くした方が良いかもしれません。

今回の実験で使用した製品には使い方の細かい記述がありません。「尿を試験紙に当てて 40 秒待つ」としか書かれていませんでした。

実際には 40 秒程度では色が変わらず 1 時間程度待ちました。そのため待ち時間は 40 分の間違いではないか?説明書の記載ミスを疑っています。

ミネラルによるケトン体爆増チェックでは、試験紙を浸す時間を 40 秒にしました。試験紙本体は耐水なので 40 秒浸してもフニャフニャになることはなく、きちんと結果を確認できました。

メーカーや製品によって試験紙の性能にばらつきがあると考えられます。

時間が経ち過ぎると試験結果が色あせる

ケトン体試験紙が時間経過とともに色あせてしまうことを比較した写真。

結果が出るまで 1 時間待つのですが、長時間放置していると今度は試験紙が色あせてしまい結果が分からなくなります。

上の写真は同じ試験紙です。尿検査から 1 時間後は紫色を確認できます。しかし半日経つだけでも紫色の部分が消えてしまうことがあります。

それでも光を当てるとかすかに紫色が残っているのはわかります。しかし一度チェックし忘れると検査結果がわからなくなるリスクはあります。

写真などで記録を残す場合は検査後 1 時間の撮影が目安です。

まとめ

糖質摂取を 1 日 30 g 以下にしてバターコーヒーを毎朝飲む生活を年単位で続けています。病気になるどころか普段の生活になにも支障がありません。

科学技術の進歩でこれまで常識だった健康知識や栄養知識がどんどんアップデートされています。今回実験したケトン体試験紙だけでなくスマートウォッチなども安価に入手できるようになりました。

自分の身体で何が起きているのか、ひとつひとつ試して確認することがこれからの健康管理の基本ではないでしょうか。

この記事をまとめましょう。

  • ケトン体は複数の物質があり排出ルートが異なる。そのためケトン体チェッカーには呼吸測定型と尿検査型がある。手軽にチェックできる尿検査試験紙タイプがおすすめ。
  • ケトン体試験紙を使ってバターコーヒーからケトン体が生産されるか実験した。ケトン体ができるにはバターコーヒーだけでなく亜鉛やマグネシウムといったミネラルが必要なことがわかった。
  • 尿に試験紙を 40 秒浸し、結果が出るまで 1 時間待つ。待ち時間が短いと試験紙が反応しておらず、長いと試験紙が色あせてしまい結果が分からなくなる。
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このブログを書いている人

ダイブツ
twitter: @habatakurikei
元々IT系だけど電気系技術者。20代で博士号を取得するも、全然社会の役に立てないのが不満でブログによる情報発信を開始。あなたに有益な知識やノウハウを理系目線かつ図解でわかりやすく解説するのがモットー。2018年心臓発作であわや過労死寸前。そこからガジェットレビューを通じた体調管理の情報発信も開始。ベルギー在住でシンガポール就労経験もあり、海外転職や海外生活のノウハウも公開中。

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