Makibes BR1 心電図計測機能をレビュー
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アマゾンフランスで心電図を測れるデバイスをさがしていたところ、上の写真に示す Makibes BR1 (Dr. Viva) をみつけました。
この記事では Makibes BR1 の心電図機能をレビューします。アマゾンフランスで購入し、ベルギーでレビューしました。
結論から言うと、全く計測できませんでした。詳細を解説します。
指で金属部分を抑えるが、どこかわからなかった
Apple Watch では片腕に時計を装着し、反対側の腕の指でデジタルクラウン(リュウズ)をおさえることで心電図を計測できます。
Makibes BR1 も測定方法は同じです。ただしデジタルクラウンがなく、上の写真に示すように「画面の下にあるくぼみ」に親指を当てて計測します。
パッと見たところわかりませんが、時計下側の画面とベルトの間にあるくぼみ部分は金属になっています。
反対に上側の画面とベルトの間は樹脂です。そのため上側のくぼみを触っても計測はできません。
下側の金属は本体の色に合わせて塗装されています。そのせいなのか、心電図はきれいにとれませんでした。
塗装されている金属の表面は電気抵抗が増えるので、微弱な電気信号を親指から計測できなかった可能性があります。 Apple Watch のデジタルクラウンは塗装していない金属ですよね。
計測を開始するには時計側を操作します。上の写真にあるように ECG を画面内で選択すると計測の案内が表示されます。この案内に従って計測しました。
計測結果をアプリで再生できるが、そもそもデータがとれなかった
計測した心電図はアプリで再生できます。上の図は実際にとれた私の心電図です。
画面内には AI サポートという機能がありました。 AI サポートの詳細についてはわかりません。なぜならレビューする前にスマホと Makibes ウォッチが Bluetooth で接続できなくなりました(故障?)。
心電図の再生は自動的に始まります。
画面中央にある Move Speed は横軸を変えることができます。 25 mm/s と 50 mm/s から選択できます。 50 mm/s の方が広範囲の信号を確認できます。
画面右中央にある■ボタンをタップすると方眼紙のような画面に切り替わります。画面は強制的に横向きになります。
方眼紙画面では心電図は自動で再生されません。左右にスワイプすることで残りの波形も確認することができます。
心電図のシェアもできます。上図の方眼紙状態のスクリーンショットを画像保存できます。
ズバリ、このデバイスで心電図はまともに計測できませんでした。上図に示す様に、本来あるべき形の信号が全く取れませんでした。
また本格的にレビューをしようとしたところ、計測ができなくなってしまいました。故障と考えられます。
まとめ
Makibes BR1 はおもちゃと割り切って使うのがいいです。
本格的に健康管理をしたいのであれば大手のアクティビティトラッカーを購入する方が確実です。
良いところはなかったのですが、しいて言うならデザインは好きでした。ただ他の製品をおすすめします。
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※このレビューは 2020 年 7 月に行いました。最新モデルやアプリでは上記のレビューと異なる部分があるかもしれません。
※このレビューでは iPhone 版の画面を使用しています。 Android 版でも同じ機能が備わっています。