【まとめ】iPhone (Apple Watch) 睡眠管理アプリレビュー【比較】

[この記事は約 11 分で読めます]
Apple Watch と Fitbit を片腕ずつ両腕に装着
こんにちは、マラドーナです

スマートフォンとスマートウォッチの登場で健康管理がより手軽にできるようになりました。中でも自分の睡眠状態が見える化できるようになったのはかなりのイノベーションではないでしょうか。

Apple 製品で睡眠データを取りたいのであれば iPhone 単体でも可能です。また Apple Watch と併用しても睡眠データを取ることができます。どちらがおすすめでしょうか?

この記事では iPhone や Apple Watch による睡眠アプリのレビュー結果のまとめページです。4つのアプリを Fitbit の睡眠機能と比較しておすすめアプリを紹介します。

上の写真に示す様に、 Apple Watch と Fitbit デバイスを片腕ずつに装着してデータを取りました。そして日々の睡眠サイクルを両デバイスで比較した結果、参考になるアプリとそうでないものがわかりました。

比較結果:iPhone単体ならSleep Meister, Apple Watchと連携ならAutoSleep

iPhone, Apple Watchの睡眠アプリ比較表

今回のレビューをするにあたり、この4つのアプリを調査しました。

  • Sleep Meister (Vitalbook)
  • Pillow
  • Somnus
  • AutoSleep

Vitalbook と Sleep Meister は違うアプリですが制作者が同じです。そのため睡眠機能は同じなので同一アプリとみなしています。

この4つのアプリについて、下記の8項目を使って比較表を作成しました。

  1. Apple Watch で睡眠計測: Apple Watch と iPhone が連携して睡眠データを計測・解析する機能がある。
  2. iPhone だけで睡眠計測: Apple Watch を持っていない人であっても iPhone だけで睡眠データを計測・解析する機能がある。
  3. DL時課金(有料アプリ):ダウンロード時に有料か無料か。事前購入が必要なアプリか。
  4. アプリ内課金:ダウンロード時に無料でも、アプリ起動後にアプリ内で料金支払いがあるかどうか。
  5. 睡眠サイクル画像共有:計測した睡眠サイクル(睡眠図)が共有できるか。睡眠サイクルは個人情報であり安易に共有すべきではないが、将来的に医師と不眠治療をする際に共有機能があれば便利。
  6. 画面のカスタマイズ:アプリ内の表示を自分の好みの表示に変更できるかどうか。
  7. ポイントシステム:アプリを使うことでポイントを貯めることができるかどうか。
  8. 睡眠サイクルから質の確認【最重要】:計測した睡眠サイクルから睡眠の質をチェックできるか。3つのポイント(補足を参照)を使って「良く眠れたかどうか」を確認できるか。

徹底レビューの結果、推奨アプリはこのようになりました。

  • Apple Watch ありきでバリバリ睡眠管理がしたい(有料アプリ)→AutoSleep
  • Apple Watch ありきだが無料アプリで睡眠管理をしたい→Vitalbook
  • Apple Watch を持っていないけど iPhone だけで睡眠管理がしたい→Sleep Meister

各アプリレビュー結果を簡単に紹介

ここからは各睡眠管理アプリのレビュー結果を簡単に紹介します。詳細はレビュー本体記事の内容をお読みください。

Vitalbook (Sleep Meister)

Vitalbook/Sleep Meisterの睡眠サイクル

関連記事:Vitalbook (Sleep Meister) vs Fitbit 睡眠アプリレビュー(レビュー本体記事)

Vitalbook と Sleep Meister は同一作者によるアプリです。ただし、 Sleep Meister は睡眠管理に特化したアプリ、 Vitalbook は睡眠以外のアクティビティ(ウォーキング、体重、食事など)も管理できるアプリです。睡眠計測機能に違いはありません。

上の睡眠図は「よく眠れた日」と「あまりよく眠れなかった日」の睡眠サイクルです。どちらの波形も起床後の自分の感覚(眠気やだるさなど)と相違はありませんでした。睡眠サイクルの見方や使い方についてはレビュー本体記事をご覧ください。

このアプリは特に Apple Watch を持っていない人におすすめです。 iPhone を就寝時に枕元に置いて、呼吸や睡眠中の寝返りなどの動きを検知して睡眠状態を計測します。

睡眠時無呼吸症候群の検出機能もあります。タレントの渡辺直美さんが無呼吸状態を教えてくれたのは Sleep Meister だったとテレビで紹介したともいわれています。

Apple Watch との連携にも対応しています。 Apple Watch での計測にこだわりたい人はアプリ連携ができます。Apple Watchを使用した睡眠図も質のチェックの参考になりました。詳細はレビュー本体記事をお読みください。

唯一、画面のカスタマイズなどはできません。別アプリの AutoSleep という有料アプリはカスタマイズ可能です。こだわりたい人は AutoSleep 、シンプルな表示で良ければ Vitalbook と使い分けができるでしょう。

Vitalbook, Sleep Meister どちらも無料アプリなので気軽に使うことができます。Vitalbook には有料の Pro 版もありますが、広告表示が消えるだけなので睡眠計測機能に違いはありません。無料版でも十分です。

Vitalbook - ヘルスケア & フィットネス

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Sleep Meister - 睡眠サイクルアラームLite

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Pillow

Pillowの睡眠サイクル

関連記事:Pillow vs Fitbit 「睡眠の質」表示比較とアプリレビュー(レビュー本体記事)

Pillow は無料アプリですがアプリ内課金があります。起床当日分の睡眠データは無料で見ることができますが、過去のデータを見るには課金が必要です。

上の図は同じ日の睡眠データで、左側が Fitbit の睡眠サイクル、右側が Pillow + Apple Watch の睡眠サイクルです。この日はよく眠れませんでした。 Fitbit は眠れなかったことを裏付ける波形であるのに対して Pillow は真逆(よく眠れたとも分析できる波形)でした。

眠れなかった日のデータをよく眠れたと表示されるのはよくありません。そのためいくら無料でもおすすめすることはできません。人の健康や命にもかかわることですので。

Pillow にはデータのエクスポート機能や AI アドバイス機能などがあり魅力的でした。しかし実際に使ってみて、本当に必要な機能だとは思えませんでした。

また Pillow は iPhone 単体の計測もできます。しかし Apple Watch でのレビュー結果が良くなかったため iPhone 単体のレビューは省略しています。先に紹介した Vitalbook (Sleep Meister) でも対応できるからです。

自動睡眠トラッカーPIllow

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Somnus

Somnusの睡眠サイクル

関連記事:Somnus vs Fitbit 「睡眠の質」表示比較とアプリレビュー(レビュー本体記事)

Somnus はアプリ内課金がない完全無料アプリです。 Apple Watch を使った計測と iPhone だけを使った計測の両方が可能です。

上の図は Fitbit の睡眠サイクルと、 Somnus の「 Apple Watch 自動モード」で計測した睡眠サイクルの比較結果です。 Somnus の方は睡眠検出が遅いため、グラフの冒頭部分がカットされています。しかしそれでも睡眠サイクルと起床後の感覚に矛盾がなく、直感的には睡眠の質が割とチェック可能でした。

iPhone 単体での睡眠サイクルも計測しましたが、睡眠の質をチェックするには参考になりませんでした。このアプリを使うのであれば Apple Watch が必要です。

このアプリのメリットは無料なのにポイントが貯まることです。日々の睡眠の結果(質)からポイント換算します。そして貯まったポイントは専用ショップで睡眠グッズ購入の割引に使えます。他のアプリにはないユニークなサービスです。

他にも無料のヒーリング音楽再生機能があるなど、使い続ける工夫のあるアプリです。

睡眠解析アルゴリズムが改善されればもっと良くなるポテンシャルがあります。要チェックです。

Somnus 睡眠計測アラームアプリ

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AutoSleep

AutoSleepの睡眠サイクル

関連記事:AutoSleep vs Fitbit「睡眠の質」表示比較レビュー(レビュー本体記事)

この記事で紹介しているアプリの中で唯一有料なのが AutoSleep です。

上の図は AutoSleep の睡眠サイクルと Fitbit の比較の一例です。全体的な睡眠サイクルの傾向は AutoSleep が最も Fitbit と相似していました。睡眠の質をチェックする方法はレビュー本体記事で詳しく解説しています。

今回紹介したアプリの中では AutoSleep が最も納得できる睡眠解析をしていました。課金しても毎日利用できる精度だといえます。

時々睡眠サイクルと自分の起床後の感覚(眠気やだるさなど)が合わない時もありました。しかし Fitbit もまだ完璧ではありません。今後のさらなる改善も期待されます。

AutoSleepの画面カスタマイズ

睡眠管理に特化したアプリなのですが、見た目もこだわっています。時計の表示スタイルや色のカスタマイズができます。まさにヘビーユーザー向けのアプリです。

AutoSleep Watchを使って睡眠を自動で追跡します

AutoSleep Watchを使って睡眠を自動で追跡します

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補足:睡眠サイクルから睡眠の質をチェックするポイント

睡眠の質を睡眠サイクルからチェックするポイント

医師が書いた睡眠に関する本や私が Fitbit で計測した睡眠データから、睡眠の質をチェックするポイントは以下の3つに整理しました。1番が最も重要で、番号順に優先順位は下がります。

  1. 「覚醒」から「最初の深い睡眠」に入るまでの時間は短いほど良い(30分以内が目安)
  2. 最初の深い睡眠は20分間以上あることが望ましい
  3. 睡眠中の途中覚醒回数は少ない方が良い

一番重要なのは入眠直後の傾向です。覚醒状態から最初の深い睡眠にスムーズに移行する(私の経験上30分以内)ほど良い睡眠がとれる傾向にあります。

逆に最初の深い睡眠まで1時間以上かかれば、途中に深い睡眠が何度出てきても結果的には疲れが取れない傾向にあります。例えば起きて間もないのにあくびをした経験はありませんか?こういう場合は実はあまり眠れていません。

そして最初の深い睡眠は20分間以上あれば良い睡眠の傾向にありました。これも私の経験上の数字ですので、データを取りながらご自身のパターンを見つけてください。

アプリによっては深い睡眠が何分間あったか見れないものもあります。そのためこのチェックポイントの優先順位は2番目です。まずは1番目の「覚醒状態から最初の深い睡眠までの移行時間」を優先してチェックしましょう。

3番目の途中覚醒回数も参考程度としてください。最初のポイントがきちんと確認できれば途中覚醒は少ないはずです。眠れなかった日ほど途中覚醒回数も多くなるはずです。

まとめ

Apple が純正の睡眠アプリをリリースするというニュースをみました。しかしこの記事の執筆時点ではまだリリースされていません。そのためこの記事では既にリリースされているアプリのうち代表的なものをレビューさせていただきました。

Apple 製品以外のスマートウォッチやアクティビティトラッカーにも睡眠機能が搭載されてきています。それらについてもレビューを行い、健康系ガジェットのより良い情報を提供できればと思います。

もう一度、おすすめアプリを整理しましょう。

  • Apple Watch ありきでバリバリ睡眠管理がしたい(有料アプリ)→AutoSleep
  • Apple Watch ありきだが無料アプリで睡眠管理をしたい→Vitalbook
  • Apple Watch を持っていないけど iPhone だけで睡眠管理がしたい→Sleep Meister

参考文献

梶本 修身, 集英社, 2016
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※このレビューは2019年6月から8月にかけて行いました。最新アプリではこの記事で書かれた内容と相違があるかもしれません。

※良い睡眠がとれたかどうかは必ずご自身の体調や起床後の気分などでご確認ください。アプリの表示は計測結果を保証するものではありません。

※この記事で取り上げていない他の睡眠管理アプリについてはレビューしていません。あらかじめご了承ください。